仲介手数料の仕組みを知ろう!
こんにちは!アスシア不動産です。
最近は日本も異常気象により寒さも暑さも観測史上初を観測することが多く、
花粉も毎年毎年「去年の何倍です」見たいなニュースが飛び交い世知辛い今日この頃。
コロナに続き、さまざまな不可抗力等で世界中が不安定な状況が続きますが
1日1日を全力で生き抜くことが大切だなと実感しております。
そこで!!
そんな世知辛い世の中、我々も頑張ってご飯を食べていかなければなりません。
不動産によくある「仲介手数料」について皆様に知識を知っていただきたく記事にしたいと思います。
何故?と思いますが我々にとっては非常に大切なごはんの種。
それを無くされては生活ができません笑
今回は賃貸の仲介手数料編ということで、
以外に知らない仲介手数料の仕組みについて説明させていただきたいと思います。
そもそも仲介手数料ってなに?
一言で言うと不動産業者の報酬=売上になります。
不動産業者はこの仲介手数料により成り立っております。
つまり仲介手数料は不動産業者の従業員のご飯の種ということですね。
皆様もお仕事をする上で給料があり、必ず会社・個人の売上=報酬があるから
ご飯を食べているかと思います。
特に不動産業界の繁忙期(1~3月)はとにかくお部屋を探している
お客様が溢れかえり我々も毎日バタバタ、、、
1番多くご相談いただく内容は「御社は仲介手数料いくらですか?」です。
我々からするとこの質問、、、世知辛い笑
冗談はさておき、何故このようなご質問、ご相談をいただくのかというと、
仲介手数料は不動産業者により異なり、その会社の社風、規律等で取り決めを
行っております。
業者によっては一律半月分など謳っているところも少なくはないでしょう。
これには沢山の落とし穴があるので気を付けてください!
仲介手数料いくらかかるの?
弊社では原則、お客様(借主様)より賃料の1ヵ月分+税を頂戴しております。
実はこの「1ヵ月分」
お客様(借主様)より承諾が無ければ頂戴することができません!!
そんなこと言わないでください、、笑笑
これは法律により定められており、一つの取引(1つの物件を成約)につき、
仲介手数料は1ヵ月分を上限に借主様及び貸主様から頂戴いたします。
つまり借主様から賃料の50%(半月分)、貸主様から賃料の50%(半月分)を
頂戴するかたちとなります。
では、なぜ原則借主様より1ヵ月分を頂戴するのでしょうか。
我々仲介する立場の不動産業者は、ほとんどのケースで貸主様より仲介手数料を頂くことが出来ないためです。
特に分譲タイプの賃貸マンション。
大手不動産会社が手掛ける賃貸シリーズは半月分や無料でご紹介できる物件も少なくはありません。
インターネットの広告に「仲介手数料無料」や「仲介手数料半月分」と謳っている業者がおります。
○○マンション - 「仲介手数料無料」
〇〇マンション - 「仲介手数料無料キャンペーン中!!」
・・・etc
え、ボランティアですか?
いえいえ、これは当然ことですが、成約した際に貸主様より仲介手数料を1ヵ月分や半月分、
報酬として仲介した不動産業者に支払われるためです。
その場合、借主様より法律上いただくことはできませんので必然的に無料や半月分になります、、、笑
そんな当たり前の事をわざわざ謳って恰もお客様にお得感を与えている業者が後に絶たないのが現状でございます。
怖いですね。
このような広告をするのであれば全物件無料にしてくださいって思いますよね笑
いざ蓋を開けてみるとできないことが多いのも現状です。
最初は仲介手数料無料と謳っていても、成約前になると別名目「契約事務手数料」などで
お客様より頂き仲介手数料の埋め合わせるをする業者もあるとかないとか、、、
そのような業者は非常に危険ですので取引は控えてくださいね(;^ω^)
なので必ず物件のお申込みをする際には必ず概算でもいいので、
初期費用がどれくらいかかるのか概算書を作成してもらうと安心です。
概算書にない名目を支払わせるのは悪徳業者です。
では何故、一律仲介手数料50%と謳っている業者は危険なのか。
仲介手数料一律50%の謎
先ほどのお話した通り、貸主様より仲介手数料を頂ける物件については、
借主様より仲介手数料を頂きません。
つまり、裏を返すと「全ての物件仲介手数料50%OFF」と謳っている業者は、
そもそもお客様が支払う必要が無い物件まで仲介手数料を支払わなければならないということになります。
これは落とし穴ですね~
また「全物件仲介手数料半月分」と謳っているところに小さい文字で「自社物件に限る」と記載しているケースもございます。
これも当然のことです!
お得感を感じてお願いするお客様は多いかと思いますが、
あくまでも当たり前のことですので当然弊社でも同一の条件でご紹介可能となります!
モラル違反業者の現実
何度もいいますが仲介手数料は大事なものです。
しっかり頂戴するからにはお客様へ120%満足を頂くためのサービスを行います。
物件のご提案、ご案内、交渉事、室内の採寸、契約業務、アフターフォローなど
時間と労力を使って負担をかけず楽しいお部屋探し、お引越しができるようにサポートいたします。
しかし、中には数万円のみの仲介手数料を頂く代わりに他の不動産業者を出汁に使って売上を上げる業者もたくさんございます。
例:家賃20万円
A社=仲介手数料5万円
B社=仲介手数料20万円+税
みなさんは悪徳と知らずに不動産屋さんに出会うこととなります。
ただこれだけを見るとA社へ行くのではないでしょうか。
しかし現実は、、、
A社(悪徳)=仲介手数料5万円
B社(堅実)=仲介手数料20万円+税
A社は「B社で紹介された物件を案内までB社で済ませて来てくれれば、
申込業務~契約業務のみ請け負うので安くしますよ」
のようにB社をうまく利用しるケースがございます。
絶対このような業者は利用しないでください!!!
これはモラル違反です!!
このようなことをしている業者の大半は、
蓋を開いてみると大手の管理会社などから「取引停止」にされているケースも非常に多く、
実際に筆者が在籍していた某不動産グループもその一つでした。
上記のような手法を使って実際他社様の物件を斡旋しようとしたところ、
管理会社より「御社はお取引できません」と言われ致し方なくお客様に
「申し訳ございません、タッチの差で申込が入りました」と噓をつくハメに。
それをきっかけにその不動産屋を退職しました笑
つまりモラル違反をする不動産業者は紹介できる物件も少なくトラブルになることが多いということになります。
物件との出会いはタイミングです。
せっかく出会えたご自身の素敵なお部屋が契約できなくなることも多々ございますので、
必ず紹介いただいた不動産業者で契約してください!
仲介手数料は必要な費用
不動産業者の営業スタッフはお客様のために毎日新着情報を確認しご提案します。
そこから何件もご案内させていただき経費、時間、労力をたくさん使います。
但し、物件を成約するまではボランティア同然です。
不動産仲介業は競合が多いからこそ、
弊社ではお客様への満足度を最優先してお部屋探しのお手伝いすることを心がけますので
仲介手数料は必要な費用と思っていただけると幸いです。
もちろん、決して安くない金額となります。
他社様と比較していただき安い方をお選びいただく権利はお客様側にございますので、
金額面で迷われている場合はお早めに概算書などご提示いただけましたら幸いでございます。