アパートとマンションの間取り

こんにちは、アスシア不動産です。

今回は、アパートとマンションの間取りの違いについて書きたいと思います。

アパートとマンションって同じ帖数でも広さが違うって知ってました?

知らない!って方は、今後お部屋探しをする時に役に立つはずなので読んで見てください。

実際より狭い?間取りの落とし穴

お部屋探しをしている時に実際に内見をしてみると『あれ?思ったより狭くない?』って思ったことないですか?

それって実はそうなんです。

実際に案内されている〇帖という表記や〇㎡という表記よりも実は狭いんです。

それはなぜか、、

壁芯って知ってる?

『壁芯』とはお部屋探しをする上でとっても重要な言葉です。

例えば10帖のお部屋があったとします。

でも本当は10帖分の面積は使えないというのが実際問題です。

なぜかというと、

間取りの面積計算というのは『壁芯』から計算されているからです。

『壁芯』とは文字通り『壁』の『芯』のことです。

住宅の壁は隣の住居との専有部分を区切るための大切な役割がありますが、

その壁分の面積は実は隣人と半分半分で負担しています。

一般的な壁の厚みというものは100mm~250mmとされています。

なので、半分の50mm~125mm分は自分の専有部分の㎡数に含まれていることになります。

広さ?それとも遮音性?

ここでアパートとマンションの違いが出てきます。

皆さんの『アパート』と『マンション』の違いのイメージはどうでしょうか。

アパートは壁が薄い、、マンションは頑丈な感じ?

そんなざっくりとした感じで合っています。

  • アパートは壁が薄い=壁芯から負担する面積分が少ない
  • マンションは壁が厚い=壁芯から負担する面積分が多い

同じ10帖のお部屋でも実際に使える面積が違うのはこういったカラクリがあるためです。

壁の厚さは物件の造りによって様々なので一概にはいえませんが、

マンションの方がいろいろな材料が何層にも重ねられているため、

アパートよりも壁が厚いのです。

遮音性に優れているため、隣人との生活音や話し声を遮断する点ではメリットになりますが、

壁の内側まで専有面積に含まれているため狭くなります。

狭く感じるのではなく、実際に狭いんです。

逆にアパートは壁が薄めな分、実際の表記に近い面積を専有部分として使用できることになりますが、

隣住居の音がどのくらい聞こえるかはお部屋を決める前にチェックが必要ですね。

壁芯と内法

内法とは壁芯とは違い、実際に専有部分として使える面積を指した計算方法です。

内法と書いて(うちのり)と読みます。

お部屋の壁面に沿って計測したものを内法寸法(うちのりすんぽう)、

内法寸法をもとに計算したお部屋の広さを内法面積(うちのりめんせき)といいます。

今回は、ざっくりとお部屋探しの時に注意すべき点を書いてみました。

良いマンションほど壁の造りがしっかりしていますので、

お部屋の広さにも注意して見てみてくださいね。