

同棲に必要な初期費用
これから同棲を始めようと考えている方々は、同棲にかかる初期費用がいくらかかるかご存知でしょうか。費用がいくらくらいかかるかを把握しておけば、計画的に貯金することができ、余計な出費を抑えることができます。
今回は同棲をするにあたり必要となる初期費用について、カテゴリー別に解説します。
同棲を始める前に必要な費用の概要を知り、おふたりの同棲準備をサポートします。
同棲生活を始めるには、初期費用のほかに引越し費用や家具家電の購入費用といったお金が必要です。同棲に必要な費用と費用を抑えるポイントを把握し、ハッピーな同棲生活を始めましょう。
同棲に必要な初期費用の目安は、家賃6ヶ月分~7ヶ月分です。およそ100万円前後のお金が必要となります。
例えば、家賃12万円1LDKの賃貸物件で同棲生活を始めるとすると、初期費用は72万円~84万円ほどかかります。
賃貸契約関係にかかる初期費用(約60万円前後)
賃貸契約関係にかかる初期費用
(約60万円前後)
相場価格 | 例)家賃12万円の場合 | |
---|---|---|
敷金 | 家賃1ヶ月分 | 12万円 |
礼金 | 家賃1ヶ月分 | 12万円 |
前家賃 | 家賃1ヶ月分 | 12万円 |
日割り家賃 | 入居日による | 6万円(仮に15日に入居した場合) |
仲介手数料 | 家賃0.5ヶ月分~1ヶ月分プラス消費税 | 6.6万円~13.2万円 |
火災保険料 | カップルや家族の場合2万円程度 | 約2万円 |
保証料 | 家賃0.5ヶ月分~1ヶ月分 | 6万円~12万円 |
鍵交換費用 | 1万円~2万円程度 | 約1万円~2万円 |
合計 | 60万前後 | 約71.2万円 |
仮に家賃12万円の賃貸物件を借りる場合、約71.2万円(※合計は最大金額で計算)の初期費用が必要となります。
契約する部屋により、クリーニング費用や消臭費用といった追加費用がかかる可能性もありますのであらかじめご確認ください。
引越し関係にかかる初期費用(約10万円前後)
引越し関係にかかる初期費用
(約10万円前後)
引越しにかかる費用はおよそ平均10万円です。業者に依頼するか、自分たちで作業するか、引越し方法によっても費用は大きく異なります。
また、引越し業者に依頼する場合、プランやオプションによっても費用は変わります。それぞれ比較し自分たちに適したプランを見つけましょう。
お互い一人暮らしのカップルが、新たに賃貸物件を契約して同棲生活を始める場合、お互いの引越し費用がかかるのでご注意ください。
家具家電関係にかかる初期費用(約60万円前後)
家具家電関係にかかる初期費用
(約60万円前後)
相場価格 | |
---|---|
ダブルベッドフレーム | 約1.5万円~4万円 |
洗濯機 | 約5万円(縦型・容量7キロの場合) |
冷蔵庫 | 約8万円~10万円(330L~350Lの場合) |
テレビ(40インチ) | 約5万円 |
テレビボード | 約1万円 |
オーブンレンジ | 約2万円 |
ダイニングテーブルセット | 約2万円 |
合計 | 約29万円 |
家具家電の購入費も必要です。生活スタイルやブランドや容量によって、必要な費用は変わりますが、およそ30万円(※合計は最大金額で計算)用意があれば、生活に必要な家具と家電はそろいます。後ほどさらに同棲生活を始めるにあたり必要なものの詳細をご紹介します。
同棲生活に人気な間取りランキング
同棲生活に
人気な間取りランキング
上手く同棲生活を続けるポイントとして、自分達に合う間取りの部屋を選ぶことが非常に重要です。仲良しなパートナーでも相手は自分と違う人間なので、お互いのライフスタイルを尊重する事が大切です。
自分は常にパートナーと一緒に居たいと思っていても、相手が1人の時間を大切にするタイプな場合、ライフスタイルのずれがストレスになってきてしまいます。お互いの理想についてよく話し合わないまま引っ越すと、ストレスが溜まりケンカになりやすいです。せっかく同棲したのに、関係が悪化してしまうなんて事態も…。
仲良く同棲生活を送るために、事前にお互いが求める条件について話し合い、条件に沿った間取りのお部屋探しをすることをおすすめします。
今回は、同棲カップルに人気な間取りと、向いている人の特徴や住み心地をご紹介します。自分たちの求める条件にどのような間取りが合うのか、ぜひご参考にしてみてください。
順位 | 間取り | 特徴 |
---|---|---|
1位 | 1LDK |
1LDKは「1部屋+リビングが8畳以上」の広さです。 同棲カップルに大人気な定番の間取りです。居室が1つしかないので、常に一緒にいたいカップル向けです。築浅物件が多く比較的キレイなな物件が多いです。 |
2位 | 2DK |
2DKは「2部屋+ダイニングが6~10畳未満」の広さです。 別々の自室が欲しいけど、家賃を抑えたいカップル向きの間取りです。築年数が古い物件が多めですが、比較的家賃が安く、1人あたりの負担額が少なくて済みます。 |
3位 | 1DK |
1DKは「1部屋+ダイニングが4.5畳~8畳未満」の広さです。 とにかく家賃を抑えることを重視したカップル向きの間取りです。一人暮らし向けの間取りなので部屋は狭いですが、学生や新社会人カップルであれば1DKも検討していいかもしれません。 |
4位 | 2LDK |
2LDKは「2部屋+リビングが10畳以上」の広さです。 築浅・設備・広さなど性能を欲張りたい余裕のあるカップル向きの間取りです。今後子どもが生まれてからも住み続けられるお部屋です。ただし、他より家賃がかなり高くなるのが難点です。 |
同棲向け賃貸物件の家賃相場
家賃以外の生活費もかかることから、同棲を始める人の家賃目安は合計手取りの3分の1ほどが良いでしょう。
また、結婚費用の貯金などを考えているカップルは、合計手取りの4分の1ほどを家賃に充てると生活にゆとりができます。
東京都内23区の平均家賃相場(2022年 間取り1LDK場合)
東京都内23区の平均家賃相場
(2022年 間取り1LDK場合)
順位 | 市区群名 | 平均家賃相場 |
---|---|---|
1 | 葛飾区 | 8.9万円 |
2 | 足立区 | 9.28万円 |
3 | 江戸川区 | 9.7万円 |
4 | 板橋区 | 10.18万円 |
5 | 練馬区 | 11.1万円 |
6 | 荒川区 | 12万円 |
7 | 中野区 | 12.4万円 |
8 | 大田区 | 12.7万円 |
9 | 杉並区 | 13.3万円 |
10 | 北区 | 14.25万円 |
11 | 世田谷区 | 14.4万円 |
12 | 江東区 | 15万円 |
13 | 台東区 | 15.35万円 |
14 | 墨田区 | 15.7万円 |
15 | 新宿区 | 15.8万円 |
16 | 豊島区 | 15万円 |
17 | 品川区 | 16.4万円 |
18 | 目黒区 | 16.8万円 |
19 | 文京区 | 17.5万円 |
20 | 中央区 | 19.2万円 |
21 | 渋谷区 | 19.7万円 |
22 | 千代田区 | 20.5万円 |
23 | 港区 | 21万円 |
23区平均 | 14.62万円 | |
東京都内23区の区ごとの平均家賃相場は、葛飾区(8.9万円)が最も家賃相場が安く、港区(21万円)が最も高い結果でした。その差はなんと12.1万円と、かなり大きな開きがあります。それだけに、住むエリア選びはとても重要となります。また、23区全体の平均家賃相場は14.62万円で、これに最も近い家賃相場なのが目黒区(16.8万円)でした。
まず始めに、住みたいエリアの平均相場を参考にして絞ると、算に添った具体的な物件のイメージを掴みやすいのでおすすめです。また、物件を決めるときは、家賃相場とともに、アクセスの良さも考えたエリア選びが大切です。特に通勤通学は暮らしの中で大きなウエイトを占めているので、お互いの学校や職場との距離や、通学及び通勤時間の許容範囲を話し合い、無理なく家賃を支払うことができる物件探しを行いましょう。
同棲にまつわる生活費あれこれ
パートナーと新しい同棲生活を迎えるのは当然ワクワクしますが、現実的には気になることが色々ありますよね。中でも一番気になるのが「どれくらい生活費が必要なのか」ということではないでしょうか。
今回は同棲を始めたい方々に向けて、二人暮らしにかかる生活費の相場についてご紹介していきます。
二人暮らし1ヶ月の平均生活費(家賃は除く)
二人暮らし1ヶ月の平均生活費
(家賃は除く)
金額 | |
---|---|
食料 | 67,170円 |
光熱・水道 | 18,476円 |
電気代 | 8,859円 |
ガス代 | 4,361円 |
家具・家事用品 | 11,829円 |
交通 | 4,453円 |
通信 | 13,515円 |
保健医療 | 13,452円 |
合計 | 142,115円 |
総務省統計局の「家計調査 2021年次 世帯人数別」によると、家賃を除く二人暮らしの1ヶ月の生活費相場は約15万円です。
東京23区の1LDKの家賃相場は、10〜20万円前後なので、少なくとも25万円ほどの生活費が必要となります。
なおこのデータは、一般的な二人暮らしの平均生活費を算出した数値ですので、全ての同棲カップルの生活にぴったり当てはまるわけではないので、参考程度にご覧ください。生活費内訳の多くの割合が食費で、その次が水道・光熱費となっています。
同棲生活において必要なもの
キッチン・ダイニングで必要なもの
- ダイニングセット(食事用のテーブルとチェア一式)
- 食器棚
- 冷蔵庫(ふたり用には300リットル前後の容量のものがおすすめ)
- 電子レンジ
- 電気ケトル
- 炊飯器(3~5合炊き)
- 調理器具
- 食器
- カトラリー類
リビングで必要なもの
- テレビ(テレビをよく見るおふたりなら、40型くらいがおすすめ)
- テレビ台(直置きによる騒音トラブルを避けるため)
- ソファ
- エアコン(物件設備にない場合)
- カーペット
- ラグ
- カーテン
- ローテーブル
お風呂場・洗面所・トイレで必要なもの
- 洗濯機(5~7キロ)
- 洗濯洗剤・柔軟剤
- 洗濯物入れ
- バスタオル
- お風呂場の掃除用具
- バスマット
- ドライヤー
- トイレカバー・マット
- トイレットペーパー収納アイテム
- トイレ用スリッパ
- トイレの掃除用具
ベッドルームで必要なもの
- ベッド(シングルベッドふたつ、またはダブルベッドがおすすめ)
- 敷き布団orマットレス
- 掛け布団・毛布
- シーツ
- 枕
ベッドルームで必要なもの
- 玄関マット
- 傘立て
- 掃除機
- 収納棚
- 時計
- 防災セット
- スリッパ
- 収納アイテム